鑑定理論(短答)勉強法

記憶の三原則①繰り返す②関連付ける③ちゃんと寝る

不動産鑑定士試験合格を目指すとき、この『鑑定理論』という科目がポイントになります!

なぜならこの『鑑定理論』という科目が、全試験科目のうち、配点の半分を占めるからです!

具体的に言うと、

短答式試験:行政法規【50%】鑑定理論【50%】

論文式試験:民法・経済学・会計学【50%】、鑑定理論(演習含む)【50%】

となっています!

まず、必ずこの事実を頭に入れておくことが重要です!

つまり、鑑定理論を勉強することは他の教養科目を勉強するより3倍効率的ということです!

民法・経済学・会計学はわかってくると面白いですし、

始めのうちはわからないから、多くの時間を割いてしまいがちですが、

総合点だけにフォーカスするなら、鑑定理論にこそ多くの時間を割くべきです!

(もっとも、各科目の足切りラインがあるので、そこは注意ですが……)

鑑定理論(短答)おすすめの勉強の仕方

鑑定理論という科目は演習以外は、かなり暗記色が強いです!

しかし、暗記したところで理解していなかったら解けません。

それにこの科目は短答式の1試験科目というだけではなく、

不動産鑑定士試験の全部を通じて間違いなく【最重要科目】です!

以上を踏まえ、先を見据えた短答式のおすすめ勉強法を御紹介します!

<おすすめ学習法>

①独立した時間を作って暗記作業を着々と進める!

②学習初期から短答式鑑定理論の過去問を使って、どういう出題がされるのかを意識する!

③短答式学習時から論文式・演習用の勉強も並列させる!(重要!)

④勉強割合は短答過去問:論文作成:演習:暗記作業=1:1:0.5:0.5!

①独立した時間を作って暗記作業を着々と進める!

鑑定理論に暗記はつきものです!

基準・留意事項の6割~7割は暗記しないことにはどうしようもないと

早めに腹を括ってください!

この長く苦しい暗記作業ですが、これは他の勉強とは独立した時間を作って、

必ず毎日やりましょう!(※繰り返しは暗記する上で非常に重要です)

暗記方法については学生時代の中で、それぞれ得意な方法があると思いますので、

特におすすめはしませんが、私は大き目の単語帳を買ってきて、重要フレーズや定義を

ひたすら繰り返して覚えました。

やはり苦しかったです、、、が意外と今でも忘れないで覚えてたりします!

 

②学習初期から短答式鑑定理論の過去問を使って、どういう出題がされるのかを意識する!

初学者の方は、まず全体を俯瞰する意味でも、敵を知るうえでも、

『どういう問題がでるのか?』ということを知らないと非効率的な勉強になってしまいます。

そこで最初からテキストを全部読み込んでいくのではなく、

1回基準をサラッと読み終えたら、

過去問を解きながら随時、テキストで答え合わせをしていく方法を推します!

言うまでもなく、同じ過去問を繰り返し解いてくださいね!

③短答式学習時から論文式・演習用の勉強も並列させる!(重要!)

短答式試験では40問中2~4問ほど計算問題が出題されます!

演習問題の勉強法は別に書きますが、演習は非常に試験対策が簡単です!

そこでこの2~4問を捨ててしまうのは非常にもったいないです!

どうせ論文式でやらなければならないことなので、短答式受験の時からやってしまいましょう!

時間はそんなに必要ありません!これも毎日少しずつ進めていくだけです!

 

④勉強割合は
短答過去問:論文作成:演習:暗記作業=1:1:0.5:0.5!

みなさんはどれくらいの時間勉強していますか?

私は毎日12時間平均で、鑑定理論系6時間・民法・経済学・会計学各2時間していました!

そのうち鑑定理論系の勉強割合は

短答過去問:論文作成:演習:暗記作業=1:1:0.5:0.5でした!

短答合格後は

論文作成:演習:暗記作業=2:0.5:0.5です。

暗記が少ないと思われるかもしれませんが、

暗記というのはそれだけでやっていると、

時間を使った割に全然覚えていなかったり、ダラダラしたり

あまり効率的ではないので30分集中してやることをおすすめします!

それに論文作成を実際にすることにより、暗記の効率がグッと進みます!

(暗記しないと本当に何も書けないため、危機感が高まります)

ですので暗記単体の時間より、論文作成に重点を置きましょう!



『私にはまだ論文式には早いです・・』

『論文式は短答式が終わってからぶっちぎります!』

そんなことを言うあなたの顔にマッハパンチを叩きこんでもよろしいか?



それをやってはいけないからこのサイトを作ったのです!

普通の人間は、どんなに理解した暗記したと思っても、

いざ書けと言われたら何も書けないのです!

この経験をできるだけ早くしてほしいのです!

本当にやる気があるなら短答式の時から論文を実際に書いてください!

短答式の役に立たないどころか、非常に役立ちます!

それにこの勉強法を取り入れるか取り入れないかで

1年~2年は合格する年度がかわると思います!