鑑定理論演習(以下、演習)は、不動産鑑定士試験唯一の計算メイン科目です!
また初学者には1番難しそうに見える科目でもありますが、
実際には1番対策のし易い科目で、かつ、得点の稼ぎどころです!
どういうことかと言いますと、
他の科目(民法や経済学や会計学)の試験でコンスタントに80点をとるのは
相当勉強しないとまず無理です(※相当勉強しても無理…)
しかしこの演習という科目ならば、コンスタントに80点取ることが可能です!
学習時間も正直言って1番少なくて済みます!
<おすすめ学習法>
①毎日少しずつでも問題をやる!
②もうひたすら愚直に繰り返して解く
③鑑定理論(論文式)とのつながりを意識してやる!
④項目は覚える!
①毎日少しずつでも問題をやる!
演習は比較的短期間でも対策出来てしまうのですが、
試験直前期は演習に時間を使うのはもったいないので、
短答式の頃から毎日少しずつやっていきましょう(私は1日30分を続けました)
そして試験直前でも演習の勉強時間を増やす必要は全くありません!
不動産鑑定士試験全般に言えることですが、
毎日やるというのは鑑定理論にとっては非常に有効です!
あ、やるっていうのは実際に電卓を叩いてくださいね!
②もうひたすら愚直に繰り返して解く!
演習についてはこれが1番重要です!
間違いありません!
同じ問題集をひたすら繰り返して解きましょう!
同じ問題を解いても意味がないと思うのは、間違いです!
理解のためにもこれが1番重要なのです!
a.最初はゆっくり→b.理解もついてくる→c.本番みたく時間を計って
と順を追って繰り返しましょう!
演習はやればやるほど解くのが速くなり、点数が取れ、
しかも1度できるようになると点数が下がりにくくなります!
③鑑定理論(論文式)とのつながりを意識してやる!
演習は鑑定評価基準に書いてあることの実践です!
『卵か先かニワトリが先か』みたいな話ですが、
A.鑑定理論がわかって→演習でやっていることを理解
または
B.演習が出来るようになって→鑑定理論の意味を理解
みたいなことが起きます!
このつながりがわかれば、演習は鬼に金棒です!
少しひねった問題が出ても対処できます!
④項目は覚える!
演習には項目立てがありますよね!
例えば、
A原価法
Ⅰ.再調達原価
1.土地
2.建物
3.建物および敷地
Ⅱ.減価修正
1.
2.
B取引事例比較法
Ⅰ.不採用事例及びその理由
Ⅱ.比準
みたいなやつです!
これは問題を実際に解くレベルになったら、絶対に丸覚えしましょう!
この項目立てを覚えてないと、
次に書く内容をいちいち考えなくてはならず、時間の無駄です!
(演習問題は完全に時間との勝負なのです!)
各手法ごとにどのような項目立てをするのか、基準の文章と合わせて覚えましょう!