実務修習

不動産鑑定士になるまでの最後のステップ

不動産鑑定士試験は短答式試験と論文式試験からなってます!

しかし論文式試験に合格しただけでは、『不動産鑑定士』を名乗ることはできません!

不動産鑑定士を名乗るためには

①論文式試験の合格後、

②『実務修習』を受け、

③国土交通省に登録することが必要です!

この実務修習ですが、制度が複雑で、しかも費用が30万~100万かかるため、

論文式試験合格までに その制度の概要を理解しておかないと、

『申込期限が過ぎてる!』『お金が全然足りない!』 なんてことになりかねません!

ですので、このページを通じて不動産鑑定士の実務修習の制度についてご理解いただければ幸いです!

実務修習の概要

実務修習の目的
実務修習は、不動産鑑定士試験を合格した者に対して、

不動産鑑定士になるのに必要な技能及び高等な専門的応用能力を修得させるために行われます。
実務修習の受講資格
以下の方が実務修習を受けることが出来ます!

1、不動産鑑定士試験の合格者

2、旧法に基づく、不動産鑑定士試験 第二試験の合格者

3、特別不動産鑑定士補試験の合格者

4、不動産鑑定士補 特例試験の合格者
実務修習期間
・1年コース   (例)2016年12月1日~2017年11月30日

・2年コース   (例)2016年12月1日~2018年11月30日

・3年コース   (例)2016年12月1日~2019年11月30日

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実務修習の内容
実務修習は、大きく次の内容から構成されています

1、講義
2、基本演習
3、実地演習(①物件調査実地演習、②一般実地演習)
4、修了考査(①口頭試問、②小論文)

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実地演習機関
上記3、実地演習においては次のいずれかの実地演習機関を選択する必要があります!

1、大学(2016年時点で日本大学と明海大学のみ)
2、不動産鑑定業者(協会から認定された業者のみ)

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実務修習の費用【2016年度版】
実務修習の費用に関しては、受講生の鑑定実務の有無などによって大きく変わってきます。

ここでは2016年度の上限金額と下限金額だけ提示します。

下限274,400円~上限1,255,500円(この金額は毎年若干変化します)

詳しくは後で説明しますが、

ざっくり言うと鑑定実務経験が多ければ多いほど安くなり、 まったくの未経験だと高くなるというイメージです!

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実務修習の仕組みを知っておかないと間に合わない!

論文式試験を合格するために、がむしゃらに勉強するのはとても良いことです!

しかし合格発表が毎年10月の中旬で、実務修習の締め切りは毎年11月初旬です!

合格発表から締め切りまで約10日ほどしかありません(!!!)

この間に、大金を集めたり、

鑑定事務所の受け入れ先を探したりするのは、無理ですよね!

なので事前に準備しておくことが必要です!

試験が終わったら、お金を用意しておくのはもちろん、受け入れ先も探しておき、

大学修習の場合は受講希望理由書を書いたり、

説明会に参加したり出来ることはやっておきましょう!


もし実務修習について、本当に何も知らなかったら

おそらく合格年度に実務修習を受けることはかなり難しいと思います。

そして次に受講する機会がやってくるのは1年後です・・・

このようなことにならないためにも、論文式試験の勉強を始めるころには、 その仕組みを知っておくことが大切です!

当サイトは皆様の不動産鑑定士としての活躍を応援しております!