民法 勉強法

民法は深入り禁物

民法は深い・・

初学者の方は、個人的に居1番大変だと思うのがこの民法!

まず範囲が広いです。

民法だけで1044条、その他特別法まで一応試験範囲です。

次に、1つの条文にいくつもの解釈があります。

(判例、通説、○○説、××説など)

そこで民法を攻略するために、初学者のためのおすすめ勉強法を紹介します!

<おすすめ勉強法>

①まずは民法の全体像をつかむ!

②テキスト・問題集は必ず同一の出版社を使う!

③答案構成は覚える!


①まずは民法の全体像をつかむ!

民法は範囲が広いうえに、その1つ1つの内容は非常に細かいです!

そこでまずは全体像をつかむことに全力を尽くします!

私のおすすめ教材は別に紹介していますが、→『民法のおすすめ教材』

『伊藤真の民法入門』は全体像をつかむ上で非常に役立ちます!

こればかりはTACの入門講義よりも、わかりやすいです。

本当に簡単な言葉で民法全体を説明してくれています!

初学者はもちろん、複数年勉強してから読んでも目からウロコが出ます!(私がそうでした)

全体を掴んでから勉強に入るのと、全くの初学者で入門講義に入るのでは、

大きな違いが出ます!

全ての科目について言えることですが、まず全体像をつかむ!

これが効率的な勉強法です!

②テキスト・問題集は必ず同一の出版社を使う!

テキスト・問題集・参考書などは必ずセットで使ってください!

民法に関しては、いろいろな参考書やテキストを買ってはいけません!

何故ならその出版社などによって、論証例に使用される説が異なるからです!

具体的に言うと、ある同一の問題について、

A社のテキスト ●●説で論証

B社のテキスト ▲▲説で論証

C社のテキスト ■■説で論証

ということがザラにあります!

つまり1つの論点なのに、3つの論証例を見させられ、

頭が混乱して、全て覚えなきゃといういけないというような気持ちになってしまうのです。

これは非常にまずいです!こんなことをやっていたら時間がいくらあっても足りません。

鑑定士試験の民法であれば、1つの説がきちんとかければ絶対に合格できます!

かならずテキスト等は必ず1セットの物を使ってください!

いうまでもなく、おすすめはTACのテキスト・問題集・過去問です!

なぜなら、講義で手厚く解説してくれ、

答練・全答練の解答(論証例)も基本的にテキスト類と同じ説で書かれているからです!

これが例えばその他のテキストを使っていた日には、最悪です。

講義で解説してくれるのは自分にとって初めて見る説であり、

答練・全答練の解答を見ても自分の答案と違うものになるので、

どこまで点数がのるかわからない・・ということになります。

ということでTACの受講生であれば基本テキスト・答練・全答練をひたすら回す!

これが、本当の意味で最強です!(2016年現在)

③答案構成は覚える!

これまた繰り返しになりますが、全体像をつかんでテキストを読んだ後は、

まだ早いと思っても、

問題集をみて答案構成をしてみて下さい!

答案構成とは、解答を全て書くのではなく、

何を書くか(何が書けるのか)を白紙に書き出すことです!

本の目次みたいなものです!

答案構成はTACのテキストにはほぼ100%載っています!

これを覚えればかなり有利です!

本試験までに答案構成は覚えてしまいましょう!

おすすめの勉強の流れとしては、

①全体像をつかむ→②テキストを1周→③答案構成・定義を覚える→

④答案作成→⑤出来なかった部分をピンポイントにインプット→※以後④⑤を繰り返し

ポイントはいつまでも①~③にいないで、早めに④⑤の段階へ移動することです!

論文式とは不思議なもので、

いくら覚えても書けません!実際に書かないと書けないのです!