鑑定理論(論文式)勉強法

間違いなく最重要科目

暗記か理解か?

『不動産鑑定士試験の最重要科目である鑑定理論は丸ごと暗記しなければならない』

という話を鑑定士受験生の方は耳にしたことがあると思います。

実際暗記しなければならないのでしょうか?

複数年受験した私の感覚から行くと

『完全暗記は不要、暗記よりは理解が重要、ただし重要フレーズは絶対暗記しなければならない』

という感じです。

つまり理解の方が重要ですが、

ある程度(基準の6割位)の暗記は避けられないということです。

勉強する際には暗記を先行させると勉強が辛くなるし、

理解ばかりに力を入れると暗記が追い付かなくなります。

そこで、理解と暗記を同時並行させていくことをおすすめします!

実際に何も見ずに書けるか?

暗記作業と理解を進めていると

『まだ足りない』『まだ書けない』『もっと暗記してから…』

と、インプットが足りないから

もっと暗記が進んでから論文を書こうとしてしまいます。

しかしそれではいくらインプットしても絶対に論文が書けるようになりません!

本当です。

試しに今すぐに過去問を1題何も見ずに解答できるか試してみて下さい。



書けないのはインプット(暗記)が足りないからではありません!

圧倒的にアウトプット(答案練習)が足りないのです!



答案を書く上で何より大事なのはアウトプット(答案練習)をすることだからです!

論文試験を解答するためには、

(たとえ書けなくても)実際に書く練習をするしかないのです。

初学者の方は、ほぼ全員と言っていい位このアウトプットを怠ります。(私もそうでした)



重要なのに!

私自身これが1番の大失敗でした。。。

暗記と理解に重点をおいて、

『インプットをちゃんとすれば書ける!』

『書けないのはちゃんと暗記してないからだ』

などと言って、とにかく答案練習を先延ばしにしてしまったのです。。

その結果、初めて答練に参加して何も書けずに帰ってきました。

ようやく気付いたのです。

なので短答式試験受験の時から過去問をみて実際に論文を書いてみましょう!


ヤマ張りは非効率

鑑定理論は配点の半分を占めるため、他の受験生も相当勉強してきます。

そこで、特定の章だけ強くても、他の章が弱かったら、一瞬で離されてしまします。

鑑定理論に関しては万遍なく、勉強することが重要です!

(ただし、重要度はもちろん意識するべきです)

また自分で本試験の出題を予想してヤマ張りするのは無駄です。

そんなことをするのなら、

TACの答練に出された問題を書けるようにした方が100倍効果的です!

なぜならTACの答練は本試験の出題予想も兼ねており、また、

合格者の大半がTACであることからです。

つまりTACの答練に出ている問題を書けなければ、当然ライバルに差を付けられます。

しかしTACの答練に出ていない細かい問題が出題されても、誰も書けないので、

その問題で合否が決まるということはないのです!

ですので、試験直前は特にTAC答練を何回も繰り返して回しましょう!