会計学科目の特徴
不動産鑑定士試験の会計学は、
他の科目が解答用紙4枚(小問1で2枚、小問2で2枚)なのに対して
解答用紙2枚です(小問1で1枚、小問2で1枚)
この解答用紙のせいもあるのかわかりませんが
会計学は民法や経済学と違って、
論文式というよりは『長文記述式』と言った方がいいかもしれません。
具体的には小問が多めで、1文問題などはほぼ出ません。
小問が多いため、1つ1つの解答は比較的短めですみます!
2014年度から電卓持ち込みが可能に・・
2014年度にいきなり電卓が使用可能になったときは、
難しい問題がでるのではないかと思われましたが、
計算自体は基本的な問題が続いています!
なのでビビる必要はまったくありません!
むしろ電卓が持ち込み可能になったことで、
『会計学のうちの小問の1つは計算の可能性が高い』
と教えてくれているようなものです!
※実際2014年度・2015年度と会計学の本試験では小問2つのうち1つは計算問題でした。
どのような勉強法が効率的か
会計学は範囲が曖昧で全てをカバーしようとするとかなり広いです!
そして全てをカバーしようとすると、時間がいくらあっても足りません!
不動産鑑定士試験の合格を1番の目標にするのであれば、以下の勉強法がおすすめです!
<おすすめ勉強法>
①定義は暗記する。その他の内容は自分の言葉で書けるレベルに!
②TACテキストに載っている範囲以外には手を出さない!
③本試験対策は全てTACの答練でする!
①定義は暗記する。その他の内容は自分の言葉で書けるレベルに!
会計学もある程度の暗記は必要ですが、他の科目に比べるとかなり楽です!
私自身の受験時代の経験もありますが、
定義は暗記が必要ですが、その他の内容は自分の言葉で書ければ、普通に点数はのります!
したがって定義は早めに腹を括って暗記してください!
その他の内容は理解に重点をおいて、
自分の言葉で書けるように、答案用紙の上で訓練してください!
②TACテキストに載っている範囲以外には手を出さない!
先ほども述べましたが、会計学の範囲を全てやろうとするとパンクします!
基本的な分野がおろそかになり、いいことがありません(本当です)
そこでTACのテキストや答練に出ているもの以外はやらないと決めて下さい!
繰り返し述べていますが、
TACで出ていない問題は、
もし出題されても誰も書けないから、合否に関係ないのです!
『でも、その問題を自分だけ解ければアドバンテージになるじゃん』
とおっしゃる方へ
はい、そのとおりかもしれません。
天才の方ならそれもありです!応援しています!
しかし普通の方は基本的な問題がちゃんと出来ればいいのです!
出るかわからないような、会計基準をたくさん勉強して、
それが出題されて書けたとしても、
『減価償却』や『引当金』からの出題が書けなければ
試験委員の心証は最悪&アドバンテージも消滅してしまいます。
③本試験対策は全てTACの答練でする!
上と全く同じ理由から、盲目的にTACを信じるのがこの試験に関しては非常に有効です!
本試験対策(出題予想)はTACの講師陣に任せておけばいいのです!
大切なことなので何度でも言います!
TACの答練や全答練に出てこない問題が出題されても誰も解けないので、
その問題はいわゆる『没問』になります!
まぐれで書けた人がいたとしても自分の合否には全く関係ありません!
それよりも、もしTACの答練や全答練で繰り返し出ている問題が実際に出題されて
それを自分が書けなかったら、不合格と思った方がいいです。
なぜなら合格する人は必ず書いてくるからです!
『本試験で全く知らない問題が出たらどうしよう・・』
という恐怖感は私も知っているので、手を広げてしまう気持ちもわかります。
しかしそれでは合格に遠回りなので、こうしておすすめ法を紹介してます!
どう勉強するかは、皆様次第です!